ごつごつした山のイメージのお位牌

高さ13センチほどの御位牌

ご主人を突然亡くされた奥様からのご依頼でした。

無宗教だったので、お位牌はなかったのだそうですが、やはり何か形に、、、と思っていらっしゃったそうです。

娘さんたちを連れて、伊豆へ気晴らしに旅行しようということになり、いろいろネットで探していたら、たまたまFAROのサイトで“お位牌”のページを見つけ、

(これは何かの縁だ)

と、思われたそうです。

大変嬉しそうにお電話をくださって、旅行の日に訪ねて下さいました。


実はご主人、名前を出せばどんな人でも大概ご存じだと思われる、著名な方でした。

私も、アニメやバラエティで聞いたことがありました。

その声はゴリラのようだったので、ごつごつしたイメージのお位牌をお願いしたいとおっしゃっていました。


娘さん方もあれこれご意見をくださって、私もいろいろアイデアを出し、

山型のどっしりした形に、

玉カットで細かくギザギザした様子を彫る、、、

というデザインにしました。


正面は削らないで平らのままにして、お名前や芸名を彫ることに決まりました。

純銀を内部に封じ込めて、ガラスの塊をどんどん巻いて、どっしりとした本体にしたものに、たくさんのカットを施して、更に微妙な研磨をしました。

お名前を彫った時点で、銀色の上にサンドブラストで彫っても、白くて見えにくいことに気づき、それはご理解いただけるということで、収まりました。

********お納めした後、メールをいただきました******


素敵なお位牌ありがとうございました。

なんていうか。。

清々しい?感じ

パパには、ちょっと綺麗すぎる?というのが子供たちと私の感想でした。

もしかしたら 銀ではなく 金のほうがあっていたか文字もみえやすかったのかも。。。と思いますがもうあっちの世界で仏様になったんだから清々しいのもいいかもしれない・・・

というのが結論でした(笑)

素敵なお位牌ありがとうございました。

もし私が先にいったらお揃いで金でも作っていただきたいくらいです^^

世界でたったひとつのガラスのお位牌と仏具

大切な家族、ペットとの何気ない日々、忘れられない笑顔、情景を思い出せるカタチ。 黒塗りのお位牌や金属の仏具ではなく、柔らかな色合いの澄んだガラスで、そんな想いをあなたの代わりに製作いたします。