猫のそらくんと、ぎんじくんのお位牌
2016年。
4年飼っていたアメリカンショートヘアのブルータビーという種類の猫を亡くされた方から家族でとても悲しんでいて、ぜひお位牌を作って欲しいと依頼を受けました。
御家族でお越しくださり、色や形を熟考されて、吹きガラス体験で、仏具も作ってお帰りになりました。
尻尾が納得いかず、何個か作ってやっと完成。
大変気に入って頂けました。
今年、再びメールが届きました。
ペットショップの売れ残りで、それがずっと気になっていて求めたアメリカンショートヘアのグレーが、お迎え直後に吐き始め結局5ヶ月で亡くなってしまったのだと。
居た期間は短くても、やはりお位牌を作った方がいいということになり、御家族でまたお越しくださり、色や形や大きさを悩んで悩んで決めてお帰りになりました。
そんなふうに出来上がったぎんじくんです。
生まれつき小さかったからと、そらくんより小さい仕上げです。
昨日、御家族で直接引取りにお越しくださいました。
写真で見るより可愛いと気に入ってくださいました。
実は完成のお知らせをした時、19年可愛がってきた猫が亡くなったので、やはりその子のお位牌も作りたいとお知らせ頂いていました。
アメリカンショートヘアの茶色と黒の子で、脇腹に特徴的な大きな丸い模様があった子だそうです。
デフォルメしたお位牌に、模様をどの位に伸ばせば似た印象になるかと一緒に考えました。
耳が大きかったことや、色の指定も伺ったので、再開後に制作することになりました。
今は、保護猫カフェから引き取ったハチワレ君がいるそうで、野良気質が抜けずなかなか慣れてくれないと仰っていましたが、さよならを乗り越えて、次の出会いがあって良かったなぁと思いました。
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