おくるみの色を模した鳥のお位牌

先月、岐阜の展示会で会う約束をしたのは、愛知県にお住まいの天使ママでした。

赤ちゃんのお位牌をお願されたママは、思いがけず赤ちゃんを抱っこしていらっしゃいました。

前もって、メールで

『小鳥をイメージしたお位牌を、天使ちゃんになった息子に作ってあげてほしい』

とおっしゃっていたので、サンプルを持参し、ご相談しました。

ママは、

『こんな感じの色にしたいのです。』

と、紫と青の小花柄の“使われなかったおくるみ”を見せてくださいました。

抱っこされていたのは、天使ちゃんの双子のお姉さんでした。

お姉さんが元気に育って生まれるように、弟君は傍で見守っていたのでした。

ママは、

『ずっと、私たち家族を見守っていてくれるようなお位牌に、、、』

と、メールで伝えてくれていました。

いつも、お位牌のご相談はママが泣き出して取り乱すことが少なくないのですが、こちらのママはずっと穏やかな微笑を浮かべて、とっても優しそうな印象でした。

お姉ちゃんも、じっと私たちの話を聞いているかのように、私の顔を見ていて、ぐずることもなくとってもいい子でした。

ママと、サイズや、くちばしの向き、尾の長さを決め、色をおくるみのような小さなお花を散らすのではなく、ほわっとした色にするということに決りました。

当初、おくるみに合わせて色を小さめにたくさん入れたかったので、小さな茶漉しを使ったら、網目模様が残ってしまいました。

悩んでもうひとつ、茶漉しを使わないで作ってみました。

2つの画像をお送りしたのですが、実物を見ていただくのが良いだろうと、送ることになりました。

今ごろ、パパとママで相談されていると思います。

お二人が一生大切にされるお位牌です。

じっくり選んでいただけたら良いなと思います。

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